2026年6月17日(水)、レーザーテック(6920)が前日比+6,130円(+13.16%)の52,700円と、年初来高値を更新した。本日の東証プライム値上がり率ランキングでも上位に入る大相場となった。
急騰の直接的な材料:ASML幹部インタビュー
本日の急騰の直接的なきっかけとして報道されているのが、ASMLの幹部によるインタビュー報道を材料視した動きだ。
レーザーテックはASMLが製造するEUV(極端紫外線)露光装置で使われるマスクの欠陥検査装置において世界的な独占的地位を持つ。EUVマスクブランクス欠陥検査装置が業界標準として採用されており、最先端リソグラフィ向けのマスク欠陥検査装置でも高いシェアを誇る。つまり、ASMLのEUV出荷が増えるほど、レーザーテックの受注も連動して増える構造だ。
ASMLのEUV需要は本物か?
ASMLは2026年に60台以上のEUVシステムを出荷する計画を発表しており、2025年の48台から大幅増を見込んでいる。さらに2027年には80台前後の出荷を予測している。
ASML CEOのChristophe Fouquet氏は「半導体業界の成長見通しは着実に固まりつつある。チップの需要は供給を上回っており、顧客は2026年以降の生産能力拡大を加速させている」と述べている。
レーザーテック自身のファンダメンタルズも改善中
レーザーテックは2026年6月期3Q(1〜3月期)に受注高予想を従来の1,700億〜2,200億円から2,000億〜2,400億円に上方修正しており、受注回復の兆しが鮮明になっている。楽天証券は目標株価を4万5,000円から5万8,000円へ引き上げた。
市場全体の追い風も
本日の日経平均は一時7万円台を突入する場面もあり、日米イラン和解進展を背景とした地政学リスク低下と日銀のハト派的姿勢が相場全体を押し上げており、値がさの半導体株には特に強い追い風となった。
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